松田博師「悔いない」思いは後輩に託す
ブエナビスタ、アドマイヤムーンらの名馬を手掛けた松田博資調教師(70)=栗東=が28日、阪神8Rのリヴィエールで管理馬最終出走を終えた。
最後は3着だったが、レース後には武豊、まな弟子の高田、厩舎の主戦・川田らから贈られた花束を抱えながら、「無事に走ってきてくれて良かったよ」と笑顔。「やるだけのことをやってきたから、悔いもない。寂しくなるかどうかはまだ終わったばかりで分からないけど、これからの競馬界を、後輩たちには頑張って盛り上げていってもらいたい」と、いつも通りのさばさばとした表情で後進へのメッセージを寄せた。
JRA通算成績は7001戦800勝(うちG1・19勝を含む、重賞73勝)。27日の阪神10Rが最後の勝利となった。