【大阪杯】ラブリー好仕上がりアピール

 「大阪杯・G2」(4月3日、阪神)

 昨年の最優秀4歳以上牡馬ラブリーデイが、始動戦から好仕上がりをアピールだ。30日に栗東CWで3頭併せ。2頭の真ん中で力強い脚さばきを披露し、大きく先行した外の僚馬には半馬身遅れたが、内のG1・2勝馬ミッキークイーンには半馬身先着を決めた。V発進で香港遠征に弾みをつける。

 貫禄十分の最終リハだった。ラブリーデイは、新コンビのM・デムーロを背に栗東CWで3頭併せ。大きく先行したダノンシャルマン(3歳500万下)と、昨年の最優秀3歳牝馬ミッキークイーンの間で発進した。2頭の真ん中で直線に向くと、追いだしに鋭く反応して、四肢の回転数を上げる。最後まで左手に持ったステッキを抜くことはなかったが、軽快に末脚を伸ばした。

 6F83秒4-39秒0-12秒4。1秒9先行した前者には半馬身遅れたものの、G1・2勝の後者には半馬身先着した。鞍上は「良かったですね。初めてだったけど、賢い馬」と高評価。池江師も「時計的にはまずまず。有馬記念(5着)のあとは疲労を取るのに時間がかかったけど、今はすっかり取れた。初戦としては悪くない」と体調面に太鼓判を押す。

 次戦のクイーンエリザベス2世C・香港G1(4月24日・シャティン)で自身初の海外遠征を予定。昨年は天皇賞・春(8着)などの長距離戦にもトライしたが、指揮官は「ある程度、柔軟にと思っているけど、今年は2000メートルくらいでと考えている」と説明する。国内戦に限定せず、海外にも目を向け、得意とする中距離路線を主戦場に戦う方針だ。

 香港遠征の前哨戦を前にしても、師はあくまで冷静だ。「去年の最後の方は、フレッシュじゃないなか、よく頑張ってくれた。1年は長いし、初戦はこれくらいでいい。阪神二千もいいと思う」。昨年の最優秀4歳以上牡馬が、V発進で実りのある一年を目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス