【NZT】ダンツプリウス雪辱V果たす
「ニュージーランドトロフィー・G2」(9日、中山)
父ブライアンズタイムが27歳の時に種付けをして生まれたダンツプリウスが、前走アーリントンC2着の雪辱を見事に果たした。道中は中団で折り合い、直線半ばで馬群の真ん中から抜け出してライバルを撃破。ノーザンテーストの26歳を更新する、最高齢種牡馬産駒による重賞Vを決めた。
騎乗した丸山は「きょうはポジションを取りに行き、いい形で競馬ができた。直線では前がきれいにあいたし、あとは追いだしのタイミングを計るだけだった」と振り返る。最後は後続に鼻差まで追い詰められたが、「先頭に立って遊んでいたので余裕はあった」と着差以上の強さをアピールした。
鞍上にとっては13年函館2歳S(クリスマス)以来となる、通算3度目の重賞美酒。「うれしいね」と満面の笑みを見せる。中山に参戦していた厩舎の後輩・藤田菜七子の前で、先輩としての威厳を見せつけた。
次戦のNHKマイルC(5月8日・東京)に「(前哨戦を)勝ってG1へ行けるのはうれしいし、頑張りたい」と鞍上は意気揚々。デビューから10戦目で重賞ウイナーとなった相棒とともに、府中の大舞台に立つ。