アルアイン高評価 気品あふれる馬体
今年デビューする2歳馬の産地馬体検査が14日、北海道ホルスタイン協会家畜市場で行われた。この日は早来地区の牡馬約70頭が受検。注目の良血馬がズラリと顔をそろえた。
ディープインパクト産駒らしい気品あふれる馬体が目立ったアルアイン(栗東・池江)は、米国スプリントチャンピオンのドバイマジェスティを母に持つ。「厩舎長も乗り味を褒めていますね。かなりのモノを持っています」とノーザンファーム早来の宮本俊彦事務局スタッフは高評価を与える。
新種牡馬ルーラーシップの産駒ではオールドファンになじみ深い名前のヒシマサル(母シェリール、栗東・角田)を取り上げたい。「馬っぷりの良さが目立ちます。王道路線を歩んでくれるでしょう」と3歳時に重賞3連勝を決めた“先代”以上の活躍を望む。
今年の桜花賞を制したジュエラーの全弟ハリーレガシー(父ヴィクトワールピサ、母バルドウィナ、栗東・音無)も登場。社台ファームの青田力也氏は「すごく安定感のある脚さばき。この血統はみんな走る」と期待を寄せた。