【マイラーズC】橋口師重賞初Vの好機
「マイラーズC・G2」(24日、京都)
3月に開業した橋口慎介調教師(41)=栗東=が重賞初制覇に向けてクラレント、レッドアリオンの兄弟馬2頭を送り出す。昨年の勝ち馬である弟アリオンは連覇に向けて意気揚々。兄クラレントもここにきて上昇ムードだ。先に見据えるG1の舞台に向け、大きく弾みをつけたい。
チャンスは十分だ。今年3月に開業した橋口師が、マイラーズCに送り出すのはクラレントとレッドアリオン。2月に定年解散した父・弘次郎氏の厩舎から引き継いだ兄弟馬2頭で重賞初制覇を狙う。「同じレースに使えるのは楽しみ」と意欲的だ。
昨年は弟レッドアリオンが1着、兄クラレントが10着と明暗が分かれた。連覇が懸かるアリオンは小倉大賞典7着以来2カ月ぶりの実戦となるが、中間はリフレッシュされて好仕上がり。1F短縮で得意の舞台なら胸を張れるだろう。「短期放牧明けだが、坂路を中心に乗り込んでいる」と順調さをアピールした。
クラレントは重賞6勝の実績馬。ここ数戦の成績はさえないものの、指揮官の評価は上々だ。「今週の調教の動きが、思った以上に良かった。休み明けの前走(ダービー卿CT14着)を使われた上積みは見込めそう」。7歳馬だが、年齢的な衰えも感じないという。「調教の動きだけなら今年は(アリオンよりも)こちらの方が上かな」とまで言及するのだから久々のVに期待は高まる。
「どちらもこの後は安田記念(6月5日・東京)を目標にしている。順調に仕上がっているし、次につながるいい結果を求めたい」。府中の頂上決戦を見据えて、新鋭トレーナーの目がキラリと光った。
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