【平安S】ロマン軽快な動き披露
「平安S・G3」(21日、京都)
アスカノロマンが18日、栗東CWで軽快な動きを披露した。たまたま前を走っていた馬を抜いたため、調教をつけた太宰は「予定よりも速くなってしまった」と反省するが、馬なりで刻んだ6F82秒2-38秒4-12秒1は胸を張れる。川村師も「状態は良さそう」と笑顔を見せた。
前走のアンタレスSはゴール前で半馬身かわされて2着。陣営は勝ち馬アウォーディーとの再戦を楽しみにしていたが、相手が回避することになった。「現在の成績からも、この馬が1番人気になるでしょうね。借りを返すのは次でいい。今回はきっちり勝ちたい」と太宰は力を込める。
昨年は15着に敗れたが、川村師、太宰ともに「体が丈夫になっている。調子の波が少なくなり、全てが安定してきた」と声をそろえる。体質が強化され、充実期を迎えた5歳馬のレースぶりに注目だ。