【オークス】リード強烈な末脚見せる

 「オークス・G1」(22日、東京)

 桜花賞に続いて2戦連続で抽選を突破したアドマイヤリードが、“強運”を生かしてタイトルを狙う。最後方から直線勝負に徹した前走は、勝ち馬に次ぐ上がり3F33秒2の末脚で5着。13番人気という評価以上の走りに、須貝師は「あれだけの脚が使えたしね。今回にどういう風に生きるか。距離も左回りも問題はない。あとはスムーズに競馬がしたい」と力を込める。

 好走の鍵は馬体重と精神面にある。目方は事前発表で前走比2キロ減の410キロ。師は「食べても実にならない。400キロ台で競馬ができたらいいかな」と率直に胸の内を明かすが、前走後は抽選覚悟でここ一本に照準を定め、メンタルをケアしながら調整。馬体減を最小限に食い止めるべく、金曜朝は厩舎周りの運動にとどめた。「ここまではいい感じ」。あとは、長距離輸送を克服するだけだ。

 一般的に気性が難しいとされるステイゴールド産駒だが、厩舎には同産駒のゴールドシップやレッドリヴェールで結果を出してきたノウハウがある。

 「シップもそうだったが、この子も普段は厩舎でもおとなしいし、イライラしない。ただ、一度“嫌々症候群”になると難しいのがステイ産駒の特徴。いかにフワッとした気持ちでレースに挑めるか。忍耐が必要やね」

 ここまで馬の気持ちを最優先に考え、細心の注意を払って心身のバランスを整えてきた。本番でうまくかみ合えば、大仕事の可能性は十分にある。

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