【アイビスSD展望】快速牝馬ベルカントが連覇に挑む
「アイビスSD・G3」(31日、新潟)
新潟名物の“直千”重賞。連覇に挑むのが快速牝馬のベルカントだ。昨年は決定的な2馬身差をつけてV。前走のCBC賞はドバイ遠征帰りという厳しい状況で3着に入り、地力をアピールした。「1回使って動きが良くなっている。昨年、1000メートルへの適性を示したので」と柴原央明助手もVへ意欲的なコメントだ。
6歳を迎えて本格化ムードを漂わせるのがプリンセスムーン。今年はこの舞台で2戦2勝、通算でも〈3200〉と圧倒的な安定感を誇る。安田隆行調教師も「コーナリングが得意ではないので、直線競馬が合いますね」とコース相性には自信満々。初の重賞挑戦でいきなりのVシーンがあっても驚けない。
スピード自慢のネロにとっても〈2200〉と得意な設定。2走前のオーシャンSでは4着に奮闘しており、重賞でも好戦が可能な実力をつけている。栗東坂路の1週前追いで4F49秒0。仕上がりも万全だ。7歳馬のアースソニックは近走不振だが、当レースで2年連続3着。ガラリ一変に注意したい。