藤田菜七子まさか放馬除外に号泣…11・13ファイナルに特別招待

 まさかの競走除外により、世界デビューが幻となった藤田菜七子騎手(19)=美浦・根本=の師匠・根本師が20日、主催者が招待の意向を示す「レディースワールドチャンピオンシップ」第15戦・ファイナル(11月13日・アブダビ)への参戦に前向きな姿勢を示した。「“迷惑をお掛けしました”ということで招待を受けました。今回の悔しさをリベンジしないといけないね」と、菜七子の気持ちを代弁するように話した。

 ハプニングはレース前のパドックで起こった。イギリスのサンダウンパーク競馬場で19日に行われた「レディースワールドチャンピオンシップ」の第13戦。JRA代表として参戦するはずだったが、またがった直後に立ち上がった騎乗馬(抽選で決定)に振り落とされて放馬。競走除外となり、レースに参加することができなかった。人馬ともにけがはなかったが、「勝ってファイナルに行きたかったですが、このような形になってしまい残念です」と菜七子は無念の涙をこぼした。

 同シリーズは、アラブ首長国連邦アブダビのムバラク妃殿下が各国の女性騎手を招待する競走。今年は世界各地で年間14戦を争い、ファイナルには各レースの上位者が参加するが、主催者は菜七子を特別に招待する意向を示している。今後は現地の重賞を観戦してから、日本時間22日の夜に帰国する予定となっている。

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