【キーンランドC】レッツゴードンキ好時計 ラスト11秒8「最近で一番」
「キーンランドC・G3」(28日、札幌)
復権へ、メンバー中唯一のG1馬が力強い助走を披露した。桜花賞馬レッツゴードンキは24日、札幌芝で単走。道中はリズム重視でゆったりと進み、直線は外めをグイグイ伸びてラスト1Fは11秒8(全体時計は5F67秒4)。よどみのない動きに、梅田師は「いい動きだった。最近では一番だと思う」と太鼓判を押した。
3週連続で追い切りに騎乗した荻野琢(レースは岩田)は変化を実感する。「先々週、ダートで追った時はハミがかりがキツかった。先週の芝では変に落ち着き過ぎ。きょうは脚がたまって我慢できた分、よく伸びましたね。気合の乗りもちょうどいい。滞在がプラスに出ていると思います」と好仕上がりを強調した。
桜花賞V後は行きたがる面を露呈して失速の連続。母マルトクは全5勝をダート短距離で挙げているが、段々と母系のスピード色が表面化してきたようだ。インから鋭く伸びた前走の函館スプリントS3着は、活躍の舞台がスプリント路線に移ったことを示唆する。まさに正念場の一戦だ。