【札幌2歳S】地方の怪物トラストがJRA勢を圧倒 中央転厩でダービー照準

 「札幌2歳S・G3」(3日、札幌)

 川崎競馬の怪物がJRA勢を圧倒。5番人気トラストが北の2歳重賞をV。地方馬では03年モエレエスポワール以来、11年ぶりの勝利となった。

 好スタートからハナを奪い、後続を完封した。「スタートが決まれば気分良く行かせようと思っていた。返し馬から出来の良さを感じた。この馬の力を見せることができて本当に良かった」。芝2戦目で結果を出し、柴田大はホッとした表情を見せた。

 オーナーの岡田繁幸氏も満足そう。「勝たなきゃ困ると思っていた。大知くんには“勝つように乗ってくれ”と話した」。鞍上の好騎乗を評価すると、今後のプランについてこう続けた。「栗東の中村厩舎に入れることに決まっている。ダービーを目指して頑張ってほしい」。昨年5月から1年以上にわたるハードトレーニングで鍛え、英国ダービーの登録も行った。壮大な夢を描いた期待馬は、中央へ転厩し、狙いを日本のダービーに定めることに方向転換した。

 河津裕師も納得の様子。「決まっていたこと。中央へ行ってG1を獲ってもらいたい。まだ伸びしろがあるし応援するしかない」とうなずく。転厩後、どんな活躍を見せてくれるのか。頂点を目指しクラシック街道を突き進む。

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