【京成杯AH】ロードクエスト申し分なし 巻き返しへ仕上がり順調

 「京成杯AH・G3」(11日、中山)

 得意の条件で巻き返しだ。ダービー11着以来となるロードクエストは7日、美浦Wで最終リハ。既に体は仕上がっており、余力残しの内容で締めくくった。今回は〈2100〉と実績十分のマイル戦。今後の飛躍を見据え、ここでもしっかりと結果を残したいところだ。

 2週前、1週前ともにパートナーを先行させて難なく先着。申し分のない動きで力の違いを見せつけたロードクエストだが、最終追い切りでは美浦Wでアウトライアーズ(2歳未勝利)の思わぬ抵抗にてこずったか、最後はどうにか併入という形になった。

 5F68秒3-38秒0-12秒8に、自ら手綱を取った小島茂師は「先週しっかりやっているので、あの程度で十分。動きは良かった」と納得の表情。当初は池添が美浦まで駆けつけて久々に感触を確かめる予定だったが、そんな必要もないほど仕上がりは順調ということだろう。

 4角最後方から直線だけで後続を4馬身突き放すという、桁外れの豪脚で新潟2歳チャンプに輝いたのはちょうど1年前。ジャスタウェイやハープスターに匹敵する新星の誕生を予感させたが、その後1年間はまさかの未勝利。特に前走のダービーは力を発揮できないまま11着と、距離の壁を痛感させるものだった。

 巻き返しを期し、夏場は北海道のケイアイファームに放牧されてリフレッシュ。函館競馬場経由で8月中旬に美浦へ帰厩して迎える秋初戦。あらためて真価を問われるレースになる。「大人になった。春よりコントロールが利く」とトレーナーは成長を実感する。マイルは新馬-新潟2歳Sの2勝、そしてNHKマイルC2着と実績は十分。落とせない一戦になった。

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