海外通ジョッキー田中博が警戒するマカヒキの強敵
「マカヒキにとってシャンティイを1回経験したことは大きいと思います。3~4角が下りで、そこから上り。日本では見られないコース形態なんです」。声の主は田中博。11年4月から9カ月間も長期でフランスへ渡り、以後も機会を見つけてはこまめに異国へ足を運んでいる海外通ジョッキーである。
今春もフランスで修行を積み、その際に現地の関係者から情報収集。「クリスチャン(C・デムーロ)が“今年の地元3歳牡馬はあまりレベルが高くないから、チャンスがあるぞ”って言っていたんですが…。愛チャンピオンSを制したアルマンゾルは強かった。出てきたら一番のライバルじゃないかな」とその成長力は要警戒とのジャッジだ。
ちなみに自身はレースの10日ほど前に旅立ち、凱旋門賞の現地観戦を予定している。帰国後には一杯交わしながら、改めて感想を聞きたいものだ。