【凱旋門賞】大本命・ポストポンドが出走態勢整える 本番へ死角なし
「凱旋門賞・仏G1」(10月2日、シャンティイ)
“大本命馬”は着実に出走態勢を整えている。昨夏から6連勝中、各ブックメーカーがこぞって1番人気に推す英国馬ポストポンドは、現地時間24日に英ニューマーケット調教場で追い切りを消化。半マイルから3頭併せで強めに追われた。
「とてもいい動きでした。騎乗したアッゼニ騎手もコンディションが良さそうだと言っていました」と満足そうに話したのはヴェリアン師。「スピード、スタミナがある馬なのでシャンティイの馬場もこなしてくれると思います」と初出走となる競馬場も“ノープロブレム”を強調した。
夏には呼吸器系の疾患のため連覇の懸かった“キングジョージ”・英G1を回避したが、前走の英インターナショナルS・英G1を制して連勝を伸ばした。「70%の出来だったが、終わってみれば快勝だった」と胸を張る。
「地元フランスにもいい馬がいるし、マカヒキについても日本ダービーをチェックして、いい馬であることは十分に分かった」。相手関係を研究していることを明かした上で、7連勝への手応えを隠そうとしない。「この馬はベストホース。勝つか負けるかは神のみぞ知る世界だが、いい競馬をしてくれることは間違いない」。自信あふれる発言からも、夏のアクシデントの影響もなく、大一番へ向けて着実に状態を上げていることが伝わってくる。なお、決戦地のシャンティイ競馬場へは、前日に飛行機で移動する予定だ。