【京都大賞典】実りの秋へ、キタサンブラックが始動
「京都大賞典・G2」(10日、京都)
今週は3日間開催。その最終日、月曜に開催されるのが、古馬が激突する一戦だ。
実りの秋へ、キタサンブラックが始動。今年は天皇賞・春を制してG1・2勝目をマークした。続く宝塚記念こそ3着に敗れたが、勝ったマリアライト、2着ドゥラメンテとタイム差なし。間違いなく現役最強の一角だ。1週前追い切りを見届けた清水久師は「このひと追いでガラッと変わってくると思う。毛ヅヤも良く、体も程良くふっくらしている」と自信たっぷり。態勢は万全だ。
もう1頭の有力馬が、昨年の覇者ラブリーデイ。宝塚記念は4着に終わったが、香港遠征明けの一戦だった。力落ちではないだろう。「春は不完全燃焼でした。追い切る度に良くなっていますね。今週で態勢は整うと思います」と池江師は連覇に力を込める。
宝塚記念7着からの巻き返しを狙う実力馬ラストインパクトも、中間は折り合い重視の調教で順調ぶりをアピール。丹頂Sを制して波に乗るヤマカツライデン、一発の魅力を秘めるヒットザターゲットにも注目したい。