【凱旋門賞】ムーア見せた豪腕 自身2度目の凱旋門賞V
「凱旋門賞・仏G1」(2日、シャンティイ)
2分23秒61と欧州の競馬では珍しいほどのレコードタイムで勝利を決めたのは、愛国馬で3番人気のファウンド。中団の内を追走。直線は馬群を割って一気に抜け出したあたりは、日本でもおなじみのムーアらしいそつのない騎乗だった。昨秋の米BCターフを制したが、近5走は全て2着。そんな惜敗キャラを大一番で返上してG1・3勝目を挙げた。
存分に豪腕を見せつけた。ファウンドに騎乗したムーアは、10年のワークフォース以来6年ぶり、自身2度目の凱旋門賞V。巧みに好位のインに導き、直線はオーダーオブセントジョージとポストポンドの間を割って鮮やかに抜け出した。
「スタートが良く、いいポジションを取れました。2着続きで久しぶりの勝利だったので、うれしいです。彼女は勇敢に戦ってくれた」と、G1で5戦連続2着だったパートナーの奮闘をたたえていた。