【毎日王冠】アンビシャス態勢万全 馬体大きく春より成長
「毎日王冠・G2」(9日、東京)
アンビシャスが5日、力強いアクションで栗東坂路を駆け上がり、戦闘態勢を整えた。1週前追いではラスト14秒1と時計を要したが、この日は4F52秒8-13秒3でまとめ、サウジアラビアロイヤルCに出走するダンビュライトと併入した。
先週は曇り顔だった音無師も「相手は2歳馬だけど、走る馬だからね。先週が14秒台だったからどうかなと思ったけど、これでいいでしょう。少し体は立派に見えるけど、輸送してちょうど良くなると思います」と安堵の笑みを浮かべた。
騎乗したルメールも「フレッシュな状態で最初は少し引っ掛かったけど、たぶん、(レース当日の)日曜日はリラックスしているでしょう。この間乗った時(3走前の中山記念=2着)より体が大きくなっていますね」と春からの成長を感じ取っていた。
折り合いを欠いた前走の宝塚記念は16着と大敗したが、ルメールは「1800メートルはちょうどいいし、ポテンシャルは高い馬。休み明けでもチャンスはあると思います」と距離短縮での反撃を誓った。