ウチパクがJRA通算1000勝達成 次なる目標は「2000勝」
南関東出身の名手が大台に到達だ。8日の東京10Rをトレジャーマップで制し、内田博幸騎手(46)=美浦・フリー=が史上32人目、現役では15人目となるJRA通算1000勝(うちG1・11勝を含む重賞42勝)を達成した。
08年3月に大井からJRAへ移籍。その豪腕で印象的なパフォーマンスを見せてきた。02年に初勝利を決めた府中コース、相棒は名コンビとして一時代を築いたG1・6勝馬ゴールドシップの全弟。まるで導かれたようなメモリアルVだ。「全部勝つことはできない。ただ一つでも上の着順を目指してやってきました」と実直さが伝わる喜びのコメントに、場内からは歓声が上がった。
地方競馬では8日時点で通算3219勝をマークしている。「JRAで1000勝を決めたけど、2000勝が目標。地方と合わせて5000勝したい」。今後も全身全霊の騎乗でファンを魅了していく。