リオンディーズの引退が決定 ブリーダーズSSで種牡馬入り
先月16日に左前繋部浅屈腱炎を発症したリオンディーズ(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)の引退種牡馬入りが12日、所属するキャロットクラブのホームページで発表された。
北海道のノーザンファーム早来で経過観察していたが、エコー検査で左前浅屈腱のつなぎ部分の不全断裂を確認。復帰は極めて困難と判断され、近日中に登録を抹消することが決まった。
同馬は05年の日米オークスを制したシーザリオを母に持つキングカメハメハ産駒で、G1・2勝馬エピファネイアの半弟にあたる良血馬。昨年末の朝日杯FSを無傷2連勝で制し、最優秀2歳牡馬のタイトルを獲得した。秋初戦に予定していた神戸新聞杯の1週前追い切り後に故障が判明、全治9カ月以上の休養を要する見込みと診断されていた。通算成績は5戦2勝(うちG1・1勝)。
今後は北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションでの種牡馬入りを予定している。