【南関東競馬】タイムズアロー重賞V2 直線抜け出し快勝

 「埼玉新聞栄冠賞・S3」(19日、浦和)

 2番人気のタイムズアローが4番手から徐々に進出し、直線で抜け出して快勝。2着には中団から伸びた3番人気のクラージュドールが入り、後方から追い込んだ4番人気のアウトジェネラルが3着。1番人気のベルゼブブは逃げたものの、3角でかわされると後退して11着に敗れた。なお、1着馬は「浦和記念・Jpn2」(11月22日・浦和)の優先出走権を獲得した。

 タイムズアローが代打騎乗の西村栄に導かれて、15年6月に南関東に移籍してから2つ目の重賞をゲットした。

 予想通りベルゼブブが逃げる展開となったが、2周目の3角でかわされると早々と後退。直線で先頭に立ったケンブリッジナイスを、抜群の手応えで追い出したタイムズアローが並ぶ間もなく追い抜き、後続に1馬身半差をつけてフィニッシュ。ゴール直後には右手で力強いガッツポーズも飛び出した。「馬を気分よく走らせることだけに専念した」と、パートナーの能力をフルに引き出した。

 西村栄にとって、荒尾競馬廃止後の11年に船橋へ移籍後、うれしい重賞初制覇。踵のボルト除去手術のため休養中の真島大に代わる大役を見事に務めた。毎日の調教でもタイムズアローに騎乗して、特徴を把握していただけに、「普段から調教をつけているからね。よく乗りこなしてくれた」と川島一師も満面の笑みで称えた。次走は未定だが、衰え知らずの8歳馬の今後が楽しみだ。

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