【POG】切れ味発揮!ディープ産駒アンセムV
「2歳新馬」(30日、京都)
鮮やかな末脚で差し切り勝ち。2番人気のアンセム(牡、栗東・野中)がディープインパクト産駒らしい切れ味を発揮してデビューVを飾った。スローぺースにも鞍上の四位は慌てることなく馬群の後方を選択。4コーナーで外へ持ち出し直線へ。横一線の追い比べのなか、残り100メートルで大外から鮮やかな末脚を発揮。ゴール寸前で先に抜け出した3番人気ムイトオブリガード(2着)を首差かわしてフィニッシュした。芝1800メートルの勝ちタイムは1分50秒6。四位洋文騎手は「攻め馬よりもエキサイトしていた。ゲートを出なかったし、下手に力むより後ろでふわふわして行けたのは良かったのではないかな。能力は高いが、体の使い方が上手ではない。それでも直線は思った以上に伸びてくれました」と素質の高さを評価した。
なお、2着から半馬身差の3着に6番人気のザモンゴメリーが続き、1番人気のアドマイヤプリヴはさらに半馬身差の4着だった。