【競輪】防府記念は北津留翼が制圧 右手首がしびれた状態でも記念V3を達成

 「周防国府杯争奪戦・G3」(6日、防府)

 12Rで決勝戦が行われ、最終4角で内を抜けた北津留翼(31)=福岡・90期・S1=が1着。2007年11月の松山以来、9年ぶり3回目の記念優勝を飾った。番手確保から先まくりの村上義弘(京都)が2着、直線で外を伸びた原田研太朗(徳島)が3着に入った。

 前検前日に北津留は練習中に落車。右手首を痛めた。「今回は欠場しようと思った」くらいの痛みを抱えて防府入り。決勝戦後も「痛いというか、まだしびれています」という状態だったが、うまく展開を突いて、Vゴールを駆け抜けた。

 レースは周回中3番手の吉田拓矢(茨城)が赤板(残り2周)で出切る。ペースを上げて村上、北津留、原田が続くが、東北トリオと中部コンビはにらみ合って立ち遅れる。最終ホームで竹内雄作(岐阜)がまくり上げ、村上が2角から番手まくりで応戦。4角で内を突いた北津留が抜け出して1着をもぎ取った。

 「あれっ?て感じでしたね」と振り返る北津留。「何も考えずスタートで前を取った」と話したが、結果的に前、前と踏む態勢をつくった。今年の競輪祭(G1)は不参加だが、これで来年の出場権をゲット。右手首が完治すれば、来月22~25日の広島であっさりと記念V4を飾りそうだ。

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