【マイルCS】ヤングマンパワー勢いは本物 絶好の動き披露
「マイルCS・G1」(20日、京都)
美浦坂路の3頭併せに臨んだヤングマンパワーが16日、絶好の動きでスケールアップを誇示。重賞連勝を含む目下3連勝の勢いは本物だ。
内アルタイル(4歳1600万下)、外アジアエクスプレス(5歳オープン)と併走したが、終始僚馬2頭を引っ張る勢いで駆け上がり、最後は後者と併入、前者には1馬身先着。4F53秒2-39秒5-12秒5のタイムをマークした。
まだまだ余裕が感じられた動きに、手塚師は「先週、強い負荷をかけた。京都への輸送も考えて少しセーブさせたが、時計は指示通りです。非常にいい状態で送り出せる」と満足そうにうなずいた。
以前は馬体重の変動が激しかったが、前2走は関屋記念が526キロ、富士Sが524キロと安定してきた。森厩務員は「この春からしっかりしてきた。競馬場に行ってもイレ込まなくなった。体も気持ちも成長したことが3連勝につながったと思う」と笑みが浮かぶ。
一気に相手強化の富士Sでも、好位からあっさり抜け出してみせた。指揮官は「時計は平凡でも中身は濃い。相変わらず頭の高い走法だが、首の使い方が良くなりブレなくなった」と成長ぶりをアピールすると、「京都も脚質を考えると合うと思う。素晴らしいパフォーマンスを見せられるよう、しっかりと調教しました」とキッパリ。その表情には自信がみなぎっていた。