【JC】キタサンブラックがG1・3勝目に向けて意気揚々

 日本勢の大将を務めるG1・2勝馬キタサンブラックは、始動戦の京都大賞典でも貫禄勝ちを収めた。栗東CWの1週前追いで破格の6F79秒5をマークし「動きは文句なし」と清水久師。出来も万全だ。昨年のダービーは14着に大敗したが、地力をつけた今なら東京2400メートルも全く問題ないだろう。

 昨年の有馬記念覇者ゴールドアクターもオールカマーでVを決めて好発進。輸送でイレ込んだ天皇賞・春(12着)を除けば、長期休養から復帰した昨夏以降は6戦6勝だ。地元圏なら絶大な信頼を置ける。「1週前の追い切りでスイッチが入るはず。舞台設定も大丈夫」と中川師の言葉は力強い。

 3歳世代からは皐月賞馬ディーマジェスティがエントリー。菊花賞は4着に敗れたものの、実力的に反撃は十分。ムーアとコンビを再結成の天皇賞・秋2着馬リアルスティール、アルゼンチン共和国杯を58キロで完勝したシュヴァルグランも侮れない。

 外国馬は3頭。例年同様、小粒感は否めない。昨年6着のイラプト、11着のナイトフラワーがどこまで迫れるかだろう。

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