【JC】武豊史上最多4勝目へ闘志 サブちゃんと「表彰台立ちたい」

 「ジャパンカップ・G1」(27日、東京)

 デビュー30周年を迎えた武豊騎手(47)=栗東・フリー=が24日、名古屋市の名古屋栄三越の「武豊展~名馬と共に歩んだ30年~」(28日まで)に来場し、先着200人のファンにサイン入り写真集の販売会を行った。この日はジャパンCの出走馬と枠順が確定。1枠1番に決まったキタサンブラックとともに、改めてVへの意欲を語った。

 名古屋の競馬ファンに向け、武豊が高らかに宣言した。「自分で言うのもなんですが、30周年というのは、どの世界でも大変なこと。たくさんの人に支えられて、ここまでやって来ました。それでもこれからの方が大事。31、32周年に向けて頑張ります」。

 名古屋栄三越で行われている「武豊展」は、デビュー30周年を記念して、これまでの輝かしい軌跡と素顔に迫る展覧会。会場には名場面の写真パネルや優勝カップなどの展示をはじめ、レースシーンの映像や貴重なプライベート写真も公開。グッズコーナーでは写真集、オリジナルグッズなどを販売している。

 サイン入り写真集販売会の直前には、ジャパンCの枠順が決定。コンビを組むキタサンブラックは1枠1番からの発走となった。5月の天皇賞・春、前走の京都大賞典ともに同枠で快勝しており、「よくこの馬も自分も内が当たるねぇ。レースはいつも通り、スタートして考えたい。逃げてもいいし」と目を輝かせた。

 レース当日にはキタサンブラックの北島三郎オーナーが東京競馬場に来場予定。「ジャパンCは今年で第36回。“サブロー”ですからね。また一緒に表彰台に立ちたい」ときっぱり。デビュー30周年にして、さらに進化を求め続ける武豊。同レース史上最多の4勝目を目指し、早くも闘志を燃やしていた。

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