【チャンピオンズC】アウォーディー順調 ダート転向後6連勝の新星いざ頂点へ
「チャンピオンズC・G1」(12月4日、中京)
ダート界の新星と呼ぶにふさわしい内容で6連勝を果たした。前走のJBCクラシックでG1初制覇。五つの重賞タイトルを積み重ねたアウォーディーがダート王の座を狙う。
「最初、乗った感じは芝の方がいいかな、とも思ったけど、ダートでは行きっぷりが違ったからね。適性があったということですね」と武豊は振り返る。芝でも走る。だが、ダートはもっと走る。単純にダートが合っていた。それでも、6連勝は簡単にできる芸当ではない。
目標の一戦に向けて調整に抜かりはない。23日の1週前は栗東CWで3頭併せを行い、きっちりと先着。「気を抜かさずに走らせる」(松永幹師)ことをテーマに脚を磨いた。「ここまでは予定通りの調整ができましたよ。状態に関しては言うことはありません。先週、併せ馬でびっしりと追ったから、今週は単走で仕上がると思う」と胸を張った。
母ヘヴンリーロマンスは松永幹師が騎手時代に05年天皇賞・秋を制した名牝。「似ているところがありますよ」。底知れぬ能力をこの舞台でも見せつける。