柴田大知 重賞Vラッシュで岡田オーナーに“恩返し”だ
冬の冷たい雨に見舞われた水曜の美浦トレセン。前夜、川崎で騎乗した柴田大知騎手(39)=美浦・フリー=は早朝から調教騎乗に動き回っていた。
先週はチャレンジCを9番人気のマイネルハニーでゲット。2週連続の重賞Vを狙う今週は、札幌2歳Sの覇者トラストで朝日杯FSに挑む。前走の東スポ杯2歳Sは序盤に折り合いを欠いて5着。「とにかく折り合いが難しい馬なんですよ」と苦笑いだが、「前走もバテていないし(0秒4差)、間違いなく能力のある馬です。今度は気持ち良く走らせたいですね」と巻き返しを誓う。
次週のホープフルS(25日・中山)では、英国ダービーを目指す川崎のコスモスと初コンビを組む。馬主は同じビッグレッドファーム・グループ代表の岡田繁幸氏。乗り馬が激減し、年間未勝利と苦しんだ時期に手を差し伸べてくれたのが同氏だった。「初めての芝がどうかですが、頑張ってくれると思っています。2頭とも繁幸社長がかなり期待している馬だし、いい結果を出したいですね」と奮闘を誓っていた。(デイリースポーツ・村上英明)