【朝日杯FS】モンドキャンノ根性ある! 初コンビバルザローナ好感触
「朝日杯FS・G1」(18日、阪神)
京王杯2歳Sを制したモンドキャンノは14日、栗東坂路を4F61秒5で駆け上がり、体をほぐしてからCWへ。初コンビとなるバルザローナを背に併せ馬を行った。ファッショニスタ(2歳新馬)を6馬身後方から追走。無理に追いつくことはなく、2馬身半遅れての入線となったが、軽快そのもののフットワークで、馬なりのまま5F68秒9-38秒1-12秒2をマークした。
初コンタクトとなった鞍上は「コンディションはいい。行きたがるところがあるけど、せかさずリラックスさせて、しまいを生かす競馬をしたい」と本番をイメージ。安田師は併せた馬に遅れたことについて、「きょうは(前との)間隔を取って、気持ちをなだめて乗ってくれという指示」と意図的だったことを明かした。
前走はスタートで後手に回りながらも、メンバー最速の上がり3F33秒7で重賞初制覇を決めた。「3角で折り合いがついて、直線は安心して見ていられた」と振り返り、「正直なところが、この馬のセールスポイント。走る根性がある」とトレーナーは表現する。
今回はマイルに距離が延びる。「心配だけど、何とかクリアしてほしい。この距離を克服すれば結果はついてくる。スムーズな競馬なら爆発力はあるので」と語気を強めた。爆発力を仁川のG1舞台で存分に発揮してみせる。