【有馬記念】“大トリ”はキタサンブラックに任せろ!ジャパンCの勢いそのまま
「有馬記念・G1」(25日、中山)
大トリを務めるのはこの馬だ。ファン投票1位に支持されたキタサンブラック。ジャパンC勝利の勢いそのままに、暮れの大一番も奪取する。
この中間はコースの併せ馬を3本消化し、17日の土曜には栗東CWで6F83秒0-38秒1-11秒8を馬なりでマーク。日曜朝は坂路で4F71秒4と息を整えた。「前走後は疲れもあったけど、持ち直している。土曜の動きも良かった」と辻田助手は満足げに話す。
圧巻のジャパンC制覇だった。菊花賞が首差、天皇賞・春が鼻差と、接戦をものにしてきた馬。それが2着馬に2馬身半差の完勝だ。原動力となったのが出来の良さ。「今までで一番良かった。体と精神のバランスが良かった。前走と同じ出来で出せたら」と仕上げ人は表情を引き締める。
今年デビュー30周年を迎えた武豊にとっても締めのG1となる。「状態もすごく良かったし、今までにない勝ちっぷり」と前走を絶賛。「パワーアップしているし、充実期に入っている。得意の1番が当たってほしい」。冗談交じりに、過去4回引き当てて全勝と、すっかり勝利の方程式となった馬番を願う。G1・3勝を決め、年度代表馬の座を確実のものにする。