キタサンブラックは1枠1番!マー君登場、有馬記念抽選会
米大リーグ・ヤンキースの田中将大投手が21日、都内で競馬の第61回有馬記念・GI(25日・中山10R)の枠順を決める公開抽選会に参加。抽選会ではファン投票1位でのキタサンブラックが1枠1番を引き当てた。同馬はこれまで1枠1番で今年の天皇賞・春、秋のジャパンカップの両G1と、G2のスプリングS、京都大賞典を含め4勝の成績を残している。
3年目を迎えた公開抽選で、田中は一昨年の初回以来となる2年ぶり2度目の登場。抽選前には「(くじを引く肩は)例年以上に仕上がっています。おととしより状態はいいです」と競馬通らしい表現で本番への抱負を語った。
抽選会場には出走馬16頭に騎乗する16人の騎手や関係者も出席。抽選前にキタサンブラック陣営席に座る騎手の武豊は「いい緊張感があります」と語り、オーナーの歌手・北島三郎は「ドキドキで心臓が止まりそうです。(1位に選んでくれた)ファンの皆さんに感謝したい」と話していた。
田中は左手で馬名が入ったボールケースの中から、全体の13番目にキタサンブラックの名が書かれたシールを引き、次に武豊がアルファベット別のボールの中に馬番が振り分けられたケースの中から「B」のボールを選び、吉兆の1番枠を引き当てた。
16頭の枠順が決定後、田中はキタサンブラックについて、「これまでも1枠が良いと聞いていた。(1枠が出て)なんかなと思った。(帰国後も)レースを見てあらためて強いと思った」などと語った。
この日は応募総数約4700人の中から、抽選で入場券を獲得した600人の幸運な一般ファンが会場に詰めかけるなど熱気にあふれていた。