【京成杯】マイネルスフェーン上々デモ 研ぎ澄まされた馬体に師も納得
「京成杯・G3」(15日、中山)
ホープフルS2着のマイネルスフェーンは11日、美浦坂路で併走追い。研ぎ澄まされた馬体を誇示し、出来の良さを印象づけた。同舞台の重賞で連対を果たしており、条件も申し分ない。
マイネルスフェーンは美浦坂路でウインヴォラーレ(4歳1000万下)と併せ馬を行った。暮れのホープフルSから中2週と間隔が詰まっているだけに、研ぎ澄まされた肉体を、大きな負荷でさらに追い込む必要はない。4F53秒1-38秒9-12秒9のタイムで併入した。
「中間も状態は変わらずきているからね。追い切りはこんなものでいい。使いつつ良くなっていて、これこそ叩き良化型というんじゃないかな」。見届けた手塚師は納得の表情を浮かべる。
デビューから4戦は後方からの競馬を強いられ、連対を果たせなかった。転機は3走前。チークピーシーズを装着すると、好位からの競馬で2着。直後に勝ち上がり、勢いに乗って挑戦したホープフルSでは勝ったレイデオロに0秒2差と善戦した。
トレーナーは「チークを着けてから行きっぷりが良くなった。ビュッという脚があるから、東京より中山の方がいいと、前走乗ったシュミノーも言っていたし、展開とかがかみ合えばチャンスはあるんじゃないかな」と前向き。着実に力をつけているステイゴールド産駒が虎視たんたんとタイトル奪取を狙う。