【チャンピオンズC】テイエムジンソク 首差及ばず 古川「何で負けるんだ…」
「チャンピオンズC・G1」(3日、中京)
名手ムーアに導かれたフェブラリーSの覇者ゴールドドリームが、豪快に差し切って史上3頭目となる同一年のJRAダートG1・2勝を果たした。1番人気のテイエムジンソクが2着、9番人気のコパノリッキーが3着に入った。
天を仰いだ古川が、「何で負けるんだ…」と声を絞り出した。1番人気に推されたテイエムジンソクは首差の2着。G1初挑戦初Vはならなかった。
道中は逃げたコパノリッキーをピタリとマーク。直線でこん身の追いだしをかけ、ようやくG1・10勝馬をとらえた瞬間、大外から勝ち馬の強襲に遭った。鞍上は悔しさを押し殺しつつ、「勝ちに行って最後に負けたのだし、しょうがない。自分の競馬はできたので」と振り返った。
激走を見届けた木原師は「使う前は半信半疑だったが強かった」と惜敗にも胸を張る。「G1で走れると分かったことは収穫。年内は予定通り終了だと思う」。今年のダート界最大の上がり馬は、来年こそ主役の座を狙う。