【エプソムC展望】屈指の東京巧者ダイワキャグニーが重賞Vに王手
デビュー時から大きな期待をかけられてきたダイワキャグニーが、いよいよ重賞獲りに王手をかけた。前走のメイSは、中団のポジションから直線で狭い馬群を割って抜け出す力強い勝ち方。菊沢師も「これまでにない収穫の多いレース」と高く評価した。全5勝が東京コースという、現役屈指の府中巧者。秋の飛躍につなげるためにも、ここできっちりタイトルを手中にしておきたい。
素質の高さではサトノアーサーも引けを取らない。前走メイSは本来の力を出し切れず、ダイワキャグニーに0秒2差の3着。再度の東上でリベンジを果たし、こちらも重賞初制覇を決めたいところだ。スマートオーディンは実に2年前のダービー6着以来の復帰戦となる。重賞2勝の実績は軽くは扱えないが、さすがにブランクが長過ぎる。直前の気配はしっかりチェックしたい。
トーセンマタコイヤは中山金杯6着、新潟大賞典5着と重賞でも好戦。7歳馬だが、まだまだ伸びしろがありそう。3勝を挙げる東京へのコース変わりもプラス材料だ。ベルキャニオンはレコード決着となったマイラーズCで5着。2歳時から息の長い活躍を続けており、重賞勝ちがないのが不思議なくらいだ。ハクサンルドルフは2月の東京新聞杯で0秒3差の6着。東京コースとの相性もいいだけに、展開がはまれば一発も十分だ。
今年に入って連勝中のサーブルオールの上昇ぶりも侮れない。3歳秋から1年近い休養があったが、素質馬がようやく軌道に乗ってきた。一気にタイトル奪取を成し遂げるか。16年新潟記念を制したあと、長期休養を余儀なくされたアデイインザライフ。実力者だけに立て直してくれば軽視は禁物だ。バーディーイーグルは7カ月ぶりだった前走のメイSで4着。ひと叩きされて大幅な良化が見込めそうだ。
グリュイエールは2年ぶりの復帰戦だった前走でいきなり勝利。リーディングを独走する栗東・藤原英厩舎の仕上げの確かさを証明した。エアアンセムは3歳秋のセントライト記念以来となる重賞の舞台。近況の充実ぶりが目立つだけにチャンスはありそうだ。ブラックスピネルは昨年2月の東京新聞杯を勝って以降、やや不本意なレースが続いている。何とか巻き返しへきっかけをつかみたいところだ。
