【エルムS展望】リッカルドが力を誇示するか

 「エルムS・G3」(12日・札幌)

 16年の覇者リッカルドは今年、船橋に転入すると、圧倒的な強さで重賞4連勝を達成。瞬く間に南関東のトップに登り詰めた。前走の帝王賞でもゴールドドリームなどJRAの砂路線の強豪相手に真っ向勝負を挑み4着に奮闘。その力がG1級であることを証明した。今回は先着を許した3頭は不在。この顔ぶれなら負けられない一戦だ。

 迎え撃つJRA勢の大将格は、昨年のJBCクラシック3着馬ミツバ。前走のマーキュリーCは、逃げ込みを図る2着馬を力でねじ伏せて快勝。昨年に続く連覇を達成した。以前は気ムラな面があったが、重賞で常に上位争いできるようになったのは成長の証し。最大目標のJBCクラシックに向けて、重賞連勝で弾みをつけたいところだ。

 マリーンS2着とオープンでもメドの立つ走りを披露したハイランドピーク。ハナ争いをした馬を競りつぶして、3コーナーで先頭へ。直後にいた勝ち馬に目標にされた分、最後はつかまったが、ハイペースで飛ばして連対確保は強いの一言。重賞初挑戦のマーチSでは発馬で後手を回り9着に終わったが、五分に出ればV争いになる。

 昨年のアンタレスS制覇後は精彩を欠いていたモルトベーネだが、前走の東海Sで3着。手応えが悪くなりながらもしぶとく盛り返して、復調を示す内容だった。実力馬が完全復活へ。昨年は逃げて見せ場たっぷりの3着に踏ん張ったドリームキラリ。鼻差2着はテイエムジンソクだけに評価できる。リピーターが活躍する傾向から侮れない。紅一点アンジュデジールも勢いがあり要注意。

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