SG・第48回総理大臣杯
池田復権!賞金王奪還へ最高のスタート
2013/3/20 平和島12R▼SG・総理大臣杯・優勝戦 | |||||
着順 | 連番 | 選手名 | 住所 | 進入 | ST |
1着 | ① | 池田 浩二 | 愛知 | ① | 10 |
2着 | ② | 今井 貴士 | 福岡 | ② | 17 |
3着 | ④ | 田中信一郎 | 大阪 | ④ | 13 |
4着 | ⑥ | 斉藤 仁 | 福岡 | ⑥ | 17 |
5着 | ⑤ | 山崎 智也 | 群馬 | ⑤ | 17 |
6着 | ③ | 中岡 正彦 | 香川 | ③ | 12 |
1号艇の池田浩二(34)=愛知・81期・A1=が、文句なしのイン逃げで快勝。09年多摩川以来2度目の総理大臣杯制覇を成し遂げ、11年ダービーからの平和島SG連続優勝を飾った。通算ではSG8度目の優勝。2年ぶりの賞金王奪還へ幸先のいいスタートを決め、強い池田の復活をアピール。2着には今井貴士が入り、3着は田中信一郎で3連単は1番人気の決着。昨年のMVP・山崎智也は5着に終わった。
総理大臣杯を制しタレントの南明奈(右)に祝福される池田浩二
11年賞金王!強い池田が帰ってきた
強い池田が帰ってきた。インからコンマ10のトップSを決め、1M先マイで早々に独走状態。「勝ったと思ったのは1周2M。あとは風に気をつけながら乗っただけ。嫌な風だったけど、いいレースができたと思います」。SG優勝戦の重圧など、全く関係なし。淡々とした表情でサラッと振り返った。11年に賞金王。翌12年は連覇を目指したが、新ペラ制度に変わって流れに乗れず、年末のベスト12に残ることすらできなかった。「11年はたくさん勝てた。12年が、自分のレベルだと思う」と謙虚に話したが、年頭のSGを勝ったことで“復活”の手応えをつかんだ。「11年がSG3つ。今年は、それ以上に行ける自信があります」と言い切った。
水面での強さは、陸上での精神面の余裕にもつながる。総理杯は09年多摩川以来、2度目のV。「総理大臣の安倍さんも2度目。だから、自分も“もう一度”があると思ってました」。4年前の多摩川での優勝インタビューとは全く違い、こんな冗談まで出てくるようになった。
2年ぶりの賞金王奪還へ、最高のスタートを切った。「賞金王には乗れるもの、と思ってます。ここを勝ったことで中だるみしないように、ケガや事故なく行きたい」。2月には第3子となる長女が誕生。「どこかで羽を伸ばそうかと思ったけど、春休みだってことを忘れてた。家で子育てに励みます」。つかの間の休息を取って、池田は再び栄光への道を駆け上がる。
1周2M
優勝戦VTR
進入で前付けに動く選手はなく、本番もS展示通り3対3の枠なり。人気を集めた1号艇・池田がインからコンマ10のトップS。1Mを豪快に先マイして早々に優勝を確定させた。2着争いは激戦。Sで後手を踏んだ2コースの今井は、スリット後に伸び返して1Mは差し。外マイに出た田中と最内を差した斉藤と3艇の争いになった。2Mで、今井が先マイした田中を差し返して2着を確保。その後は猛追する田中を振り切った。3着は田中。1周2Mで競り負けた斉藤が4着。戦い終わって
今井貴士(2着)「最後にS行き切れなかった。緊張もしなかったし、いい経験ができた。これからにつながる。池田さんは強いですね」
田中信一郎(3着)
「インからあんなふうに回られたら…。向こうが完璧だった。でも、自分なりに精いっぱい力を出せたと思う」
斉藤 仁(4着)
「Sは行けるだけ行った。進入、ピット離れとまだ甘い。持てる力をすべて出したので悔いはない。SGを勝ちたい気持ちが強くなった」
山崎智也(5着)
「1Mは自分から行くしかなかった。前をふさがれたのは仕方ない。足は優勝戦に入ると厳しかった」
中岡正彦(6着)
「Sは全速。回ってなさすぎた。S時の足は周りと一緒くらいあった。仕方ない」
WHO’S WHO
池田浩二(いけだ・こうじ)1978年4月3日愛知県生まれ。34歳。知多高校中退後、本栖養成所81期で入学。97年11月、常滑でデビュー。2走目で初1着。99年4月常滑で初優勝。通算3480走で1着1111回。優勝45回。G1は02年蒲郡周年記念で初優勝し、通算V7。SGは03年まるがめグランドチャンピオン決定戦で初優勝。今回が8度目の優勝。身長170センチ。血液型はO。妻と二男一女。生涯獲得賞金は12億5986万5410円。レースニュース
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