2009/04/19 鳴門競艇
▼競艇名人戦・G1 鳴門競艇12R優勝戦 | |||||
着順 | 連番 | 選手名 | 住所 | 進入 | ST |
1着 | @ | 山崎 毅 | 熊本 | 1 | 10 |
2着 | A | 新井敏司 | 栃木 | 2 | 09 |
3着 | B | 瀬尾達也 | 徳島 | 3 | 08 |
4着 | C | 古場輝義 | 富山 | 4 | 18 |
5着 | D | 大西英一 | 東京 | 6 | 19 |
6着 | E | 佐藤勝生 | 広島 | 5 | 09 |
「G1第10回競艇名人戦」は19日、徳島県・鳴門競艇の最終日12Rで優勝戦が行われ、1号艇の山崎毅(49)=熊本・44期・A1=がイン先マイで押し切り快勝。93年11月の宮島周年記念以来、15年ぶり3度目のG1制覇を達成、優勝賞金750万円と来年3月に平和島で開催されるSG総理大臣杯の出場権を獲得した。
プレゼンターの古田敦也さん(左)から祝福される山崎毅
インから注文通りの快ショットを放ち、1Mは外5艇の仕掛けも差しも許さない完ペキな先マイ。コーナーの出口では後続を大きく引き離して、山崎毅が一気に決着をつけた。
「5日目からインが強かったので、すごいプレッシャーを感じたけど、いいSが切れて本当に良かった。1Mは自分のターンをするので精一杯でした」と振り返るが、重圧をはねのけてきっちり結果を出せるのが百戦錬磨の“名人芸”だ。
今大会は流れも良かった。「ドリーム戦の2着でリズムがつかめた」。あとは機力も着実にアップし、2日目後半以降はオール連対の快進撃。迎えた優勝戦は「脚は良かった。オールスローでカマシがいなかったのもラッキーだった」とV条件はそろっていた。
久々のG1優勝で総理大臣杯の出場権も獲得。世代を越えた艇界トップとの対戦も実現する。「まだ先の話なので実感は沸かないけど、今後しばらくは“名人”と言われるので名前負けしないように頑張りたい」とマイペースを強調。いぶし銀のさばきがさえる第10代名人の夢舞台が今から楽しみだ。
1周2M
【山崎毅先マイで後続完封】
本番は大西が単騎ダッシュを嫌い、123465で全艇スロー進入。トップSを決めたのは3コースの瀬尾だが、イン山崎毅、2コース新井、5コース佐藤もそん色なくスリットを越える。遅れたのは4コース古場、6コース大西。瀬尾が握り、新井が差しに構えるも、山崎毅が冷静に先マイ。後続を突き放した。差してBS最内進んだ大西を、2M新井が抑えて2着。瀬尾が2M小回り決めて大西に並び、2周1M競り勝ち3着浮上。
山崎君に完ぺきに回られた。少しでもミスしてくれてたら…。エンジンは山崎君より出てたし、仕方ないけど悔しい。
Sは全速。抜けた脚ではないが、上位はキープできてたし、悔いが残るシリーズではなかった。
S遅れがすべて。風が変わったので行けなかった。リング交換で試運転では力強さを感じていた。
向かい風になり、ダッシュではS行けないと判断してスローを選択。3周目でバテましたね。
Sはまあまあ行けたと思うけど、1Mで遅れたので仕方ないです。
山崎毅(やまさき・たけし)1959年7月3日福岡県生まれ、49歳。福岡支部所属。熊本県立荒尾高校卒業。本栖研修所(現日本競艇学校)44期に入所し、79年5月芦屋でデビュー。90年8月にMB記念(丸亀)でSG初優出。93年7月に徳山周年記念でG1初制覇。同年11月宮島周年記念でもV。通算優勝回数48回。生涯獲得賞金額8億8722万3238円。身長160センチ、体重51キロ。血液型はA型。