2009/07/26 若松競艇
▼SG・オーシャンカップ 若松競艇12R優勝戦 | |||||
着順 | 連番 | 選手名 | 住所 | 進入 | ST |
1着 | @ | 菊地孝平 | 静岡 | 1 | 06 |
2着 | B | 浜野谷憲吾 | 東京 | 4 | 09 |
3着 | A | 徳増秀樹 | 静岡 | 3 | 08 |
4着 | D | 西島義則 | 広島 | 2 | 06 |
5着 | E | 湯川浩司 | 大阪 | 6 | 14 |
6着 | C | 田中信一郎 | 大阪 | 5 | 11 |
今年のビッグレース第4弾「SG第14回オーシャンカップ」は26日、北九州市・若松競艇12Rで優勝戦が行われた。1号艇の菊地孝平(30)=静岡・82期・A1=がインから押し切り快勝。05年8月の若松MB記念以来、3年11カ月ぶり2度目のSG戴冠を飾り、優勝賞金4000万円を獲得した。
優勝した菊地孝平がトロフィーを手にガッツポーズ
そのスタート力。その旋回力。持てる力をすべて解き放った菊地が、コンマ06のスタートから会心のイン逃げを決めてオーシャン初V。ウイニングランでは若松名物ビクトリー花火を背に、何度もスタンドに手を振って優勝の喜びをかみしめた。
「1Mは(Sが)入っていると確信して回った。このプレッシャーのなかで優勝できたし、自分に満点をあげていいと思う」。05年8月の当地MB記念以来、2度目となるSG制覇。3年11カ月の間、A1を保持しながらもヒットを出せない日々が続いたが「このまま終わっていいのか」と自分に問い続けた。「このままだと、前回のSG優勝が選手としてのピークになる。それは悔しいので、今回は絶対に力で獲りたかった」。若松はタイトルホルダーとしての出発点であり、再出発点ともなった。
現時点で賞金ランクは2位に浮上。賞金王決定戦出場も確定した。「1回目の出場が消化不良だったので、今年こそはしっかり頑張りたい」。大きく成長を遂げた姿を、暮れの大一番で思う存分見せつけるつもりだ。
1周2M
【菊地押し切って快勝】
S展示では西島が前付けに動き、ボートを流した徳増がセンターへ引いて1532・46と並ぶが、本番は徳増と浜野谷が入れ替わって152・346。スリットでは横一線の隊形になり、わずかにのぞいた菊地がイン先マイで押し切り快勝。
後続はツケ回った徳増、差した西島、浜野谷が並走。2周ホームでは浜野谷が遅れを取るが、2周1Mで徳増、西島の前競りを突いて2着浮上。3周1Mで内から西島に合わせて回った徳増が競り勝って3着。
浜野谷また2着
昨年優出を果たした平和島笹川賞、蒲郡オーシャンC、住之江賞金王決定戦でいずれも優勝戦2着に敗れた浜野谷憲吾。今大会も惜敗を喫し、優出したSG優勝戦4連続2着に終わった。「エンジンは6日目が一番いい状態で、道中は自分らしいレースはできたけど、昨年の蒲郡と同じ成績で悔しい」と唇をかんだ。
菊地君がしっかり回ったので仕方がない。初のSG優勝戦だったが、いつも通りに走れたし、次につながるレースができた。
Sはちょっと速いと思い放った。1Mは菊地君に余裕を持って回られたし、あれでは差せない。
チルト1・5で伸びなかったので最善の策でいったけど、周りが出てましたね。レースに参加できなかった。
Sは行き切れず、1Mも判断ミス。新ペラに替えて脚はまあまあだったけど仕方がない。
菊地孝平(きくち・こうへい) 1978年8月16日生まれの30歳。身長165センチ。静岡支部。98年5月に82期として浜名湖でデビュー。01年びわこで初Vを飾る。G1は04年7月の常滑周年などV4。SGは05年若松のMB記念で初優出にして初制覇。今回のオーシャンカップでSGV2。趣味は野球、ゴルフ。好きな食べ物はお好み焼き、焼きそば、そば。尊敬する人はバスケットボールの田臥勇太。家族構成は妻と娘1人。生涯獲得賞金額は6億901万8701円。