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SGチャレンジカップ 大村ボート12R優勝戦

田村賞金王滑り込みV

“1着条件”勝負駆け決めた!!


2011/11/27 大村ボート

                                   
▼大村SGチャレンジカップ
着順連番 選手名 住所進入 ST
1着 @ 田村 隆信 徳島 @

15

2着 A 松井 繁 大阪 B

09

3着 D 大嶋 一也

愛知

A

34

4着 C 瓜生 正義 福岡 D 09
5着 E 坪井 康晴 静岡 E 15
6着 B 菊地 孝平 静岡 C 05

 人気の田村隆信がインからしっかり逃げて快勝。04年チャレンジC(児島)以来、7年ぶりのSG制覇となった。同時に獲得賞金でも6位まで跳ね上がり、賞金王決定戦(12月22〜25日・住之江)の出走権もゲットした。2着には松井繁が入り、2コースを奪った大嶋一也が3着。SG年間V3を狙った瓜生正義は4着に終わった。

 

モーターボートイメージガールの南明奈(左)に祝福される田村隆信

年末へ「不安要素ない」
完璧イン逃げ

 

 大嶋の前付けにも屈することなく、田村が宣言通りインを死守した。その大嶋がSで遅れてカベがなくなり「むちゃくちゃ焦った」と振り返ったが、Sで先攻した松井や菊地が絞って出ないと見るや、伸び返して1Mを制圧。完璧なイン逃げで、最終決戦を締めた。


 最大の勝因は気温が20度を切ったこと。そしてペラだ。今回は直前の江戸川ダイヤモンドCを制したペラを使用した。「去年からずっと使っていたペラだけど、気温が下がって力を発揮するようになった」。江戸川はエース機だったが、今節は2連対率30%台の低調機。それでも関係なくパワーを引き出した。


 

1周1M

【優勝戦VTR】

 ピット離れは五分だったが、5枠の大嶋が回り込んで2コースへ。展示と同じく152・346の隊形。スリットではその大嶋が遅れる。3コース松井、4カド菊地が攻めて出るが、田村がインから伸び返して1Mを先マイ。

そのまま突き放して勝負を決めた。まくり差しを狙った菊地が跳ねて最後方へ。バックで伸びた坪井が2Mで先に回るが流れて、最内を突いた松井が2番手を取り切る。さらに坪井の懐へ飛び込んだ大嶋が3番手に浮上し、坪井や瓜生の追撃を振り切って3着。

 

 

 

 

松井 繁(2着)

3コースは想定の範囲内。エンジンもいい仕上がりだったと思う。Sもこんなもんだろう。

 

大嶋一也(3着)

起こしが浅くなったのと、1番(田村)を見過ぎてSで立ち遅れた。ペラ調整をやったら少しズレがあって、5日目までの軽快さがなくなっていた。

 

瓜生正義(4着)

最終日の脚はかなりいけていた。差して2着のケースだったけど、2Mでターン漏れして…。

 

坪井康晴(5着)

1Mは完璧なターンができたが、2Mで失敗した。大嶋さんが握ってくるのが見えて、舟が浮いてしまった。もったいない。

 

菊地孝平(6着)

Sは完璧だった。まくり差しに行ったとき、ちらっと松井さんが見えた。(舟を)当ててはいけないと思ったら流れた。気持ちの面で弱気だった。

 

 

 

 

 田村 隆信(たむら・たかのぶ) 78年3月15日生まれ、33歳。徳島県阿南市出身、阿南工高卒。喜多機械産業で1年6カ月の会社員生活を経て、本栖養成所85期に入所。99年11月19日鳴門タイトル戦でデビューし、1走目で初勝利。01年1月蒲郡タイトル戦で初優勝を飾った。SGは04年若松オーシャンCと児島チャレンジCを制して今回は3度目。家族は妻と1男2女。身長171センチ。血液型はB。生涯獲得賞金7億8028万7143円。

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