【ボート】小池第29代やまとチャンプ
「ボートレース117期卒業記念競走」(18日、やまと学校)
ボートレーサー養成機関「やまと学校」(福岡県柳川市)で18日、117期卒業記念競走と卒業式が親族、関係者ら300人を集めて盛大に行われた。注目の「第29代やまとチャンプ決定戦」は4コースカドから小池修平(20)=大阪=が、まくりで優勝。2着は6コースの中村泰平、1号艇の上田龍星はインから3着だった。なお117期生29人(女子7人を含む)は、11月から全国の各ボートレース場でデビューする。
6号艇の花本がS展示同様スローへ動き、進入は136・452の3対3。「カドまくりで優勝を狙う」と宣言していた小池が、コンマ24のトップSでまくりを決め、117期のチャンプに輝いた。大歓声で迎えた同期らと感激の涙を流しながら、「優勝できると思っていなかった。全員で完全無事故を達成できたことが何よりうれしくて涙が出た」と自身の勝利より、同期一丸となって果たした完全無事故を喜んだ。
「116期の立具敬司さんが1号艇でやまとチャンプを逃し、次はチャンプになれと言われていた。上田か自分のどちらかが獲らなくてはと、訓練時代から思っていた」と大阪支部の先輩の思いを背負い、頂点に立った。
「小さいころから住之江でボートを見ていて、野球を終えたらレーサーになると決めていた」と113期の兄・哲也に続いて、11月7日から始まる住之江でデビューする。「田中信一郎さんら大阪支部の皆さん全員が目標。レバーを放らず外をブンブン回り、6コースでも戦える選手になりたい。同期全員でSGを走りたい」と今後の抱負を語った。