【ボート】GP&QCカウントダウン6
「グランプリ・SG」(18日開幕、住之江)
◆男子賞金10位・松井繁
ボートレース界の“絶対王者”がいないGPなんて考えられない。10年連続20回目。今年も松井繁がGPで存在感を示す。
年頭からGPだけを見据えて戦っている。今年はなかなかリズムが上がらなかったが、終盤になってようやくペースアップ。10月浜名湖のSG・ダービーでの優出(4着)、続くG1びわこ周年優勝で出場をほぼ確定させた。
今回はファーストステージからの登場となるが、経験値は誰よりも豊富。GPの戦い方を熟知しているのは大きな強みだ。通算4回目のGP優勝という偉業達成へ、王者が主役を務める。
「クイーンズクライマックス・G1」(26日開幕、福岡)
◆女子賞金10位・川野芽唯
14年後期に、デビュー7年目にして初のA級入りを決めた川野。その後も着実に成長し、15年後期には念願のA1入り。新期勝率でもA1をキープしてQC出場を決め、一気に女子トップレーサーの仲間入りを果たした。
地元・福岡での開催が決まり「結構意識したし、プレッシャーもすごかったです」。そんな川野を助けたのは同期の力。「(鎌倉)涼ちゃん、(平高)奈菜ちゃんのメンタル面でのサポートが大きかった」と3人そろっての出場を一番喜んだ。「うねりは嫌いじゃない。みんなが気にしている分、逆にチャンス」と地の利を味方に大暴れを予言する。