【ボート】松井繁“鬼門”平和島で初V

 「トーキョー・ベイ・カップ・G1」(8日、平和島)

 1号艇の松井繁(46)=大阪・64期・A1=が貫禄の逃げ切り勝ちで、通算53回目のG1優勝を飾った。平和島での優勝は一般戦も含めて初。2着は5コースからまくり差した西川昌希。井口佳典が菊地孝平との競り合いを制して3着に入った。

 これまで“鬼門”とされてきた平和島での初優勝。118回の優勝を重ねてきた王者が、表彰式のステージで初々しい表情を見せた。「はじめまして、松井です。緊張しますね」と照れくさそうに喜びを語った。

 S展示では5号艇の西川が動いて1235・46だったが、本番では3対3の枠なり。4号艇の田中がコンマ05のトップSを決めて1M仕掛けたが、2コースの井口がけん制。松井は悠々と独走態勢に持ち込んだ。「ほぼ全速で、いいS(コンマ08)が切れた。しっかり自分のターンができたからいいかな」と完勝劇に胸を張る。

 今年は思うように調子が上がらなかったが、グランプリ出場へ照準を合わせるかのようにペースアップ。11月のびわこ周年に続いて今年2回目のG1をゲットした。「ベストの感じできている。ここから全部取り戻そうと思っている。(賞金トップの)山崎智也を逆転しますよ」。最高のリズムで前人未踏のグランプリV4に挑む。

編集者のオススメ記事

ボートレース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス