【ボート】山崎2度目のV!1億円獲得

 「グランプリ・SG」(23日、住之江)

 断然人気を集めた1号艇の山崎智也(41)=群馬・71期・A1=がインから完璧な逃げを披露。2012年以来2度目の頂点に立ち、賞金1億円を獲得した。2着に毒島誠、3着には石野貴之が入った。また、11Rで行われたグランプリシリーズ戦の優勝戦は、長田頼宗(30)=東京・93期・A1=が逃げてSG初優出で初制覇を飾った。

 2015年は最後も山崎だった。降りしきる雨の中、インからしっかり逃走。「正直、節間を通して足は大したことなかった。でも1号艇だし、最後は気持ちで」と気合が入っていた。毒島との群馬支部ワンツーも達成。ピットでは抱擁で祝福を受け「追いかけてくる毒島はかわいくなかったけど、群馬ワンツーができたらと、事前に話していました」と喜んだ。

 9日には奏恵夫人(旧姓・横西)との間に女児が誕生。結婚した10年にグランプリシリーズで久々のSG制覇、夫人が引退した12年に初の賞金王となった。愛娘誕生に立ち合って力を得た今回も、頂点はもちろん外せない。「嫁さんにも“イベントには強い”って言われてきましたし。やっぱりなって感じですね」と胸を張った。

 3年前の初戴冠時は「もう選手を辞めてもいい」と喜びに浸ったが、2回目の制覇となると味わいも別。「賞金トップできて、最後は1号艇で逃げる。最高です。生意気にも(賞金王に)慣れてきました」。これで歴代3位タイのSG10V。3年前は「気が緩んで」連覇を意識できなかったが、同じ失敗は繰り返さない。「子供も生まれたし、しっかり走りたいですね」。3月で42歳となるトモヤだが、まだまだ勢いは止まりそうにない。

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