【天皇賞】シュヴァルグラン
「天皇賞(春)・G1」(5月1日、京都)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、牡馬クラシック伝統の長距離戦に出走する主な馬の馬体をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【シュヴァルグラン=評価B】
異父姉のヴィルシーナはディープインパクト産駒らしいシルエットだったが、こちらは骨太で筋肉質の体つき。ただハーツクライ産駒によくある臀部(でんぶ)がとがっていない分、重苦しさは一切感じさせない。
ベストと思えた前走の阪神大賞典時に比べるとトモが少しこぢんまりと映る。日経新春杯と同等と判断できるシルエットだが、ただ攻めの調教を貫いての馬体。同じ厩舎の皐月賞2着馬マカヒキも同じようにトモを凝縮させて結果を残しただけに迷うところだが、個人的にはやはりひとつ評価を落としたい。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前診断〉栗東CWで6F84秒2-12秒3(一杯)。マディディ(3歳OP)を2秒7追走して0秒1先着。手応え以上にしぶとく伸びて、パートナーを競り落とした。馬体の張りも目立っている。