【安田記念】リアルスティール
「安田記念・G1」(6月5日、東京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、安田記念に出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【リアルスティール=評価B】
芝の千八で施行されたドバイターフで念願のG1を制覇。3歳時はクラシックを目指したため、距離がもつような調教と馬体づくりをしてきたが、古馬になれば骨格と走法に見合った筋肉の付き方になってくる。体は緩むことなく、筋肉質の馬体を誇示。首差しが太くなり、胴も少し詰まってきて重厚感が増してきた。やはりこの馬が最大限に能力を発揮できる距離はマイル~二千の印象だ。海外帰りの影響はトモに現れており、菊花賞や中山記念時に比べるとこぢんまりと映る。神戸新聞杯時のシルエットに似ており、それを踏まえれば100%とは言わなくとも一応の力は出せる仕上がりだろう。B評価が妥当だ。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前診断〉福永を背に栗東CWで6F83秒0-11秒6(馬なり)。併せ馬で2馬身先着。この馬としては遅めのペースだった分もあるが、パートナーを抜き去る際の脚は際立っていた。順調にきている印象。