【競輪】友和、夜王獲った!ASに弾み

 「サマーナイトフェスティバル・G2」(8月3日、いわき平)

 佐藤友和(30)=岩手・88期・SS=が3コーナー過ぎからまくりを繰り出して、第9代の“夜王”の座に就くとともに、優勝賞金640万円(副賞含む)を獲得した。サマーナイトフェスティバルは初制覇。ビッグレース制覇は第21回寛仁親王牌(12年7月・弥彦)以来6回目。2着には佐藤マークの成田和也、主導権を握った池田勇人が逃げ粘って3着。

 2日間の短期決戦を制したのは、すんなり3番手を確保した佐藤だった。「脇本君に先行されるときついから、池田君が行かなければ自分から仕掛けるつもりもあった。成田さんに抜かれても仕方がないし、伸びはよかった。楽しいレースができた」と前向きな気持ちが結果に表れた。

 SS勢が5人勝ち上がってきたファイナル。持ち前の勝負強さできっちりとモノにしたのだから、今後の激走にも期待はさらに高まる。今開催が始まる前は賞金ランク13位。しかしこの優勝でランクも10位に前進、4年連続6回目のグランプリ出場(12月30日、立川)も視野に入った。

 むろんその前にもビッグレースはある。「G2、G1は全部取りたい」とどん欲だが、特にドリームから出場する「第56回オールスター競輪」(9月12~16日、京王閣)にかける意気込みは相当なものがある。昨年の京王閣グランプリでは勝負どころを迎える前に落車し、全国の競輪ファンをがっかりさせてしまったからだ。「京王閣には借りがあるんで」と、オールスターへ向けて雪辱を期していた。

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