【競輪】選手会理事長に大ブーイング

 第30回共同通信社杯で優勝し、カップを手に笑顔の新田祐大=伊東温泉競輪場
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 「共同通信社杯・G2」(29日、伊東温泉)

 ファンから選手会側に痛烈なヤジが飛んだ。表彰式で日本競輪選手会の佐久間重光理事長が紹介されると、スタンドのファンが「佐久間辞めろ!!」、「帰れ!!」「○×△×!!」と大ブーイング。プレゼンターとして理事長杯を贈呈した際には、さらに大きな怒号が飛び交った。優勝した新田祐大を含めて選手会脱退騒動により長期間のあっせん自粛勧告の処分が下されたことで、選手会トップの佐久間理事長が直接批判の声を浴びる形となった。

 昨年12月19日、選手18人(当初)が「SS11」という一般財団法人を母体とした新選手会への移籍を発表。1月20日に脱会企図の23人が退会届を撤回したが、日本競輪選手会は重い処分を下した。

 長塚智広(35)=茨城・81期・SS、武田豊樹(40)=茨城・88期・S1、村上義弘(39)=京都・73期・SS=の3人が1年間、この日優勝した新田祐大(28)=福島・90期・SS、平原康多(31)=埼玉・87期・SS=の2人が8カ月間、そのほかの18人が6カ月間、5月からあっせん自粛勧告を受けており、レースには出走できない。

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