【競輪】イメージキャラ中村アンを直撃

 2014年度の競輪イメージキャラクターを務める中村アン(26)。最近は本業のモデルとしてだけではなく、テレビのバラエティーやトーク番組では物おじしない姿勢が注目を集めている。競輪のCMではコミカルな一面を披露。キレイで過激な言動が魅力の彼女の素顔に迫った。

  ◇  ◇

 ◆共同通信社杯(4月29日・伊東競輪場)で初めてレースを観戦した。

 ‐実際に見た感想は。

 「当日は雨の水しぶきがすごくて、思っていた以上に迫力がありました。自転車の走る音が大きくて、スピードも速かったですね」

 ‐競輪場は独特の雰囲気だと思いますが。

 「そうですね、お客さんの声援も温かかったり、厳しかったり。初めてだったので少し驚きましたが、意外とカジュアルな雰囲気ですね。行かないと良さは分からないと思います。若い人にも見てほしいですね。カップルで行ったらいいんじゃないかな」

 ‐車券も買いましたか。

 「誕生日が9月17日なので9、1、7の数字で。ハズレちゃいましたけど。競輪は個人競技でありながら、団体競技のような一面もあるんですね。3人で(ラインを組んで)くっついて走ったり。絆が大事なんですね」

 ‐表彰式に登場しました。

 「お客さんからの距離も近くて、普通に名前も呼んでもらったりして、うれしかったです。みなさん、フレンドリーでしたね」

 ‐競輪選手は好みのタイプですか。

 「高校のころから坂口憲二さんが大好きと公言していました。顔が濃いけど、中身は控えめな人がいいですね。競輪選手の方はすごく頼もしく見えるし、好きですよ。(共同通信社杯で)優勝した新田(祐大)さんも、何かに対して頑張るぞって感じが顔つきに出ていましたね。近くでお話もしましたし、すてきだなと思いました」

 ‐テレビCMでは、選手、審判などに扮(ふん)しています。

 「監督さんが“コミカルな感じで、親しみのあるものにしたい”と言っていましたし、自然な感じでできたと思います。撮影は前橋競輪場で、ドーム内で観客もいなくて、独特の雰囲気というか、重みがありましたね。それに、まだまだ知らない世界があるんだなあと感じました」

 ◆現在はモデルだけではなく、テレビのバラエティーやトーク番組に出演。物おじしないトークで人気を集める。

 ‐きっかけは。

 「1年半くらい前に、“私には何があるのかな”って、マネジャーと話し合いました。もう26歳ですし、去年はラストチャンスとして、駄目なら芸能界をやめようと思っていました」

 ‐モデルのイメージとギャップがあるのでは。

 「番組の中で周りの人にたくさん突っ込んでもらえるのは、すごくうれしいですね。“アンちゃん、色気ないねえ”と言われるのは逆にいいです。モデルだから“きれいだね”と言われても、それで(会話も)終わりますし、そういう人はたくさんいますから。(会話の)キャッチボールができるように頑張りたいですね」

 ‐素の自分が出せるようになった。

 「本当に雑なんですよ。髪は3日に1回しか洗わないと言われますけど、2日に1回ですから。どちらにしてもアレですけど(苦笑)。でも、そういう面を出すことで楽になりました。今までは“そういうこと言っていいのかな”と思っていましたが、本当の自分の変なところが言えて、やりやすくなりました。自然と言葉が出てきます。まだまだ場数は踏まなければいけませんけど」

 ‐今後の目標、抱負を。

 「去年、やっとテレビに出させてもらい、今年は周囲から“2周目だね。すごく大事だから”と言われています。みんなの期待に応えられるようにしたいですし、求められている倍のものは超えたいと思っています」

 ‐車券の的中も。

 「そうですね。当てたいです。今年はたくさんの競輪場に行けるので、すごく楽しみです」

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