【競輪】深谷初制覇!“夜の帝王”だ
「サマーナイトフェスティバル・G2」(9日、松戸)
新時代の怪物が第10代“夜の帝王”に輝いた‐。深谷知広(24)=愛知・96期・SS=が逃げ切ってサマーナイトを初制覇し、優勝賞金660万円(副賞含む)を手に入れた。深谷のG2制覇は2012年の西王座以来2回目。2着は武田豊樹、3着には浅井康太が続いた。また、9R「ガールズケイリンフェスティバル2014」は小林優香(20)=福岡・106期=が制し、優勝賞金230万円(副賞含む)を獲得した。
圧倒的な強さで、ライバルたちを一蹴した。深谷が残り2周の赤板ホームからカマシ先行。結束した関東4車を寄せつけず、逃げ切り勝ち。自身初のサマーナイト制覇を果たして“夜の帝王”の座に就いた。
戦う前からワクワクしていた。「選手紹介が終わってニヤけるぐらい楽しかった」と明かす。選手会脱退騒動によるあっせん自粛で、5月から不在だった武田や平原らが戻ってきた。「すごい楽しかった。この相手に先行して勝ててうれしい」と汗を拭った。
前回のG3・向日町記念では近畿勢の二段駆けに屈したが、同じ失敗はしなかった。「徐々に成長していると思う」。これで今年は7月のG1・寛仁親王牌以来となる二つ目のタイトル。新時代の怪物は、2014年の輪界を席巻する勢いだ。