「桜花賞・海老澤清杯・Ｇ３」（１７日、川崎）

　深谷知広（２５）＝愛知・９６期・ＳＳ＝が２日目１２Ｒ「ダイヤモンドレース」（優秀）で豪脚を披露した。最終２角からの好回転のまくりで１着。上がりタイムは１０秒７。２０００年７月２８日に小林大介（群馬）が出したバンクレコードと同タイムをたたき出した（０６年６月３０日の五十嵐力、０７年６月１９日のダミアン・ジェリンスキも同タイムを記録）。

　検車場に引き揚げた深谷は開口一番「惜しかった」。記録更新できなかったことを悔しがりながらも「ほかのラインが脚を使っていたので、展開が向いたのが大きい。踏んだ感じも悪くないので、準決も頑張りたい」と好調を実感していた。

　深谷は川崎バンクで１２年４月から負けなしの６連勝中。１８日は準決１０Ｒに登場。豪快弾を放って川崎での連勝を伸ばすだけでなく、バンクレコード更新も狙っている。