【競輪】お祭り男・近藤龍徳「夜王」に
「サマーナイトフェスティバル・G2」(23日、函館)
12Rは近藤龍徳(24)=愛知・101期・S2=が直線強襲で1着。初めてサマーナイトを制し、優勝賞金1100万円を獲得した。ビッグレースは「G2・ヤンググランプリ2014」以来2回目。9Rのガールズ決勝戦は小林優香(21)=福岡・106期=が2角まくりで1着。連覇を果たし、優勝賞金250万円を獲得した。
お祭り男が大仕事を成し遂げた。近藤は3日制以上のビッグレース初参戦でも、気後れすることなく冷静に走った。「夜王になりたかった」との宣言通りに、直線では、あいた中を突き抜けて、サマーナイトフェスティバルを制した。
「ヤンググランプリの優勝よりうれしい。浅井(康太)さんと金子(貴志)さんのおかげです。準決で落車した金子さんのこともあったので優勝できて本当に良かった」と勝ち上がりで連係した仲間への感謝を口にした。
優勝賞金1100万円を手にしたことで、地元の名古屋で開催される「G1・日本選手権」(16年3月8~13日)の出場は当確に。「脚はないけど、勝負強さだけはあります」と胸を張る近藤。次はG1で大暴れだ。